ペットシッターになりたい方へ!アルバイトと個人開業の収入やメリットデメリット

ペットシッターになりたい方へ!アルバイトと個人開業の収入やメリットデメリット

最近、ペットシッターの需要が高まり、ペットシッターを始めたいという方が増えてきています。

ペットシッターになるにはアルバイトや社員で入社する方法、自分で開業をする方法などがありますが、どの始め方があなたに合っているのか?

これから解説する内容を踏まえて自分に合った方法でペットシッターを目指して頂ければと思います。

目次

ペットシッターを始める方法

まず、ペットシッターを始める方法としてはどういった方法があるのでしょうか?
大きく分けると以下の3つの方法があります。

  1. アルバイトとして入社する
  2. 社員として入社する
  3. 個人で開業する

社員として固定報酬でペットシッターを雇っている会社はまだまだ少ないので、アルバイトで始めるか個人で開業するというのがメインの始め方になると思います。

アルバイトで始める場合、個人で開業する場合の始め方やお給料、メリット、デメリット等を見ていきましょう。

アルバイトで始める方法

アルバイトで始める方法


ペットシッターをアルバイトで始める場合、求人情報誌ではあまりペットシッターの情報を見かけないので、web上で探すのが基本となります。方法としては下記の2点。

  1. ペット系の求人サイトで探す
  2. 働きたい地域のペットシッターを探し、アルバイト募集をしていないか確認する

ただ、ペットシッターは個人で開業して営業しているお店が多く、アルバイトを募集している店舗が少ないので、根気強く探す必要があります。

アルバイトのお給料は?

やはり働く上で気になるのが報酬面ではないでしょうか?ペットシッターは他の仕事と違い常に仕事があり、決まったシフトで働けるお仕事ではありません。

その為、出来高制で報酬を支払っているお店がほとんどで、自分が請け負ったお仕事の売上に対し40~50%程度の報酬が相場です。
自分の希望通りの時間働けて、決まった額の報酬がもらえる仕事ではないので注意が必要です。

アルバイトで始めるメリットとデメリット

お仕事をする上でメリットしかない物を探すのはかなり難しいのではないでしょうか?
酸いも甘いも知った上でお仕事を始めた方が長続きすると思うので、ペットシッターをアルバイトで始める場合のメリットとデメリットについてお話しします。

メリット

アルバイトで始めるメリット
  • 資格がなくても働く事が出来る

ペットシッターを個人で開業する場合は資格や経験が必要ですが、アルバイトとして働く場合、その店舗が動物取扱業の登録をしていれば、自分に資格がなくても働くことができます。

  • 自分で営業や宣伝をしなくても、会社がお客様を割り振ってくれる

当然アルバイトで入社する場合、お客様獲得の為の営業は会社がしてくれるので、自分で営業をする必要はなく割り振られた依頼に集中する事ができます。

  • もし何かトラブルがあった場合、保険を利用したり会社が対応してくれる

トラブルが起きないように日々集中して業務に取り組むのはもちろんですが、人間が行う事なのでどうしてもミスやトラブルは起こってしまいます。

飼い主様への謝罪等、ある程度自己での対応も必要になってきますが、保険の適用などを行い会社が最終的に対応してくれるというのがお客様にとっても働く側にとっても安心できる事ではないでしょうか?

逆にこういった保険の対応やお客様対応があいまいな会社や店舗の場合は、他店舗への転職も視野に入れて考えた方が良さそうです。

デメリット

アルバイトで始めるデメリット
  • 収入が安定しない

先ほどのお給料の話しでも触れた通り、アルバイトで働く場合、なかなか収入が安定しないお仕事なので、掛け持ちで働いたりする必要があります。

  • 自分のペースで働く事が難しい

アルバイトで働く場合会社から割り振られた仕事に常に対応できる状態でなくてはいけません。
ペットのストレスなども考え基本的には担当制を取り入れている店舗がほとんどなので、自分の担当顧客から依頼があった場合、出来る限り柔軟に対応する必要があります。

2か月前から決まっている依頼もあれば、1週間前、前日などの依頼もしばしばあります。そういった時に対応できるよう掛け持ちする仕事もペットシッターの営業時間外の仕事や派遣のお仕事など限られてきますし、お出かけの予定をキャンセルしなければいけない場合もあります。

「雇われてるのだからお休みはきちんとくれないと。」という声もあるでしょう。確かにその通りなのですが、会社としては柔軟に対応してくれるシッターさんにお仕事をたくさん回したいというのは当然なので、対応できる依頼が少ないと、どんどん割り振られる仕事も減ってきてしまいます。

これは業種的に仕方のない事ですが、担当を2、3人つけてしっかりお休みを確保できるように対応している会社もありますので、その辺りもチェックしてみると良いかと思います。

  • 福利厚生などしっかりした会社や店舗が少ない

ペットシッターは個人事業として行っている店舗が多いので、福利厚生についてあいまいな所が多々見受けられます。
労災、雇用保険の加入、有給はつくのか?等を確認してみると体制がしっかりしているか、ある程度の指標になるのでぜひチェックしてみて下さい。

個人で独立開業する方法

個人で独立開業する方法


ペットシッターを始める場合、個人で開業するという方法もあります。

個人で長く続けられるペット関係の仕事をしたいという人にはアルバイトよりもこちらの方が向いているかもしれません。

ペットシッター開業の詳細⇒「ペットシッター、キャットシッター、犬の散歩代行で開業する為の流れ

開業方法は大きく分けて2つ。

    1. ペットシッターのフランチャイズに加入する

ペットシッター保険なども対応になるので、安心して開業できますが、高額な開業費や月額費がかかる会社がほとんどです。

    1. 動物取扱業の登録等を全て自分で行い開業する

ペットシッター保険の加入ができて、ノウハウなどもあれば自分で開業してしまうのも一つの手ですが、個人ではなかなか保険に入りずらかったり、ノウハウが無いためにハードルは高めです。

独立、開業した場合の報酬は?

個人で開業した場合は売上から、広告宣伝費や交通費等の経費を引いた金額が自分の取り分となります。

自宅兼事務所で始めたり、自分の携帯を使ってお仕事をしたりと、経費を抑えられればその分収入が上がるので、アルバイトで始めるよりも少ない件数、早い段階で収入を安定させる事ができるとも言えます。

仕事が増えてきて自分だけでは回れないようになってきた場合はアルバイトを雇って件数をこなすのも収入アップの一つの手ですね。

独立開業する場合のメリット、デメリット

個人で開業する場合のメリット、デメリットについてお話しします。

メリット

独立開業する場合のメリット
  • 自分のペースで働くことが出来る

お客様のご都合に合わせるのが必要な仕事ですが、アルバイトの場合と違い、お客様と相談の上伺う時間を調整したり、ある程度自分でスケジュールの調整を行う事ができます。

ペットシッターのお仕事は午前中に来てほしい、時間は何時でも良い、夜に来てほしい等のご依頼があるので、上手く調整し空いた時間で用事を済ませたり日々の時間を有効活用する事も可能です。

  • アルバイトで働くよりも収入が安定させやすい

アルバイトで働く場合は半分程度が会社の取り分となりますが、個人で始める場合は100%自分の取り分となりますので、そこからどの程度広告費をかけるか等うまく調整していけばアルバイトよりも少ない件数で収入を安定させる事ができます。

例えば1件の依頼を3000円と仮定して、10万円を稼ぐにはアルバイトで50%の取り分だった場合、1件1500円の収入なので、60~70件程度のお仕事が必要ですが、個人で開業した場合3000円が取り分となりますので、30件程度で達成する事ができます。

その中から広告費にどれぐらい使うか等を自分のペースに合わせて考えていく事ができます。

  • 安定して長くペット関係の仕事ができる

ペットシッターはリピート率が非常に高いお仕事なので、1回ご依頼頂き、特に不満が無ければずっと同じシッターを利用してくれます。

その為、依頼の量が安定してくると新規のお客様を獲得しなくても安定した収入になり、大好きなペット関係のお仕事を長く続けていく事ができます。

アルバイトの場合は会社自体がペットシッターを辞めてしまったり、担当を会社の都合で変えられることもあるので、自分のお客様が必ずしも安定して増えていくとは言いづらい部分があります。

デメリット

独立開業する場合のデメリット
  • 資格や経験が必要

個人で開業する場合は動物取扱業の「保管」という種別の登録が必要となりますので、資格や経験が必要となってきます。経験が無い方は短期間でとれる資格もあるので、色々調べてみるのも良いかもしれません。

  • 自分で広告、宣伝をする必要がある

当然ですが開業しただけでは誰もその存在を知らず、依頼を頂く事はできません。web上やチラシ等を使い自分で営業をする必要があります。

  • 売上や顧客の管理、確定申告等が必要

アルバイトの場合は一切必要ありませんが、個人での開業の場合は日々の売上の管理などが必要で、毎年、確定申告が必要となります。

確定申告の時期になると、税務署などで相談会などが開かれるので、足を運び相談の上書類の作成ができます。一度覚えてしまえばさほど難しい事ではないので、始めは頑張って覚えましょう。

まとめ

  • ペットシッターを始める主な方法としてはアルバイトか個人開業
  • アルバイトの場合、資格がなくてもペットシッターの仕事ができる
  • 個人開業の場合は売上管理や確定申告が必要
  • 縛られず自由に営業したい人には個人開業がオススメ
  • アルバイトよりも個人開業の方が収入を安定させやすい

この記事を読んで頂き、自分にはどちらの方法でペットシッターを始めるのが良いかある程度分かって頂けたのではないでしょうか?

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2016年9月25日
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