株式会社ブルックデザインが運営するオレンジペットシッター。36HOUSEというドッグホテルを営業している会社です。ペットシッターのフランチャイズを行っていますが、他社とは違いオリジナルホームページの作成等は無く、仕事の受注も本部管理なので、フランチャイズというよりは直営店といった印象を受けます。オレンジペットシッターのフランチャイズ加盟の為の費用や口コミについて解説していきます。
目次
オレンジペットシッターの加盟金や月額費
オレンジペットシッターの加盟金は13万円(税抜)と「日本ペットシッターサービス」や「ペットシッターSOS」に比べると高額ではありませんが、その代わりに商標使用料や運営サポート料として月額4万円(税抜)が毎月かかりますので、長く続けていく上で一番コストがかかる会社と言えます。では、この高額な月額費の理由はなんなのか見ていきましょう。
オレンジペットシッターのサービス内容
営業ツールの提供
封筒、印鑑、契約書等は本部で使っているものと同じものが提供されますので、自分でデザインを作成したりする必要はありません。
ホームページの一括管理
ホームページは本部で一括管理しているので、自分で内容を考えて作成する必要はありません。フランチャイズに加入すると本部ページ内に自分の店舗情報が簡潔に載ったページが1ページだけ作成されるようです。
集客サポート
チラシの作成やweb上の広告サポートをしてもらえるようですが、現在出店中の店舗の広告等が出ているのか探してみましたが、あまり見かけませんでした。
ある程度は出ていましたが、他社に比べてかなり少ない印象です。
依頼受付業務
お客様からの依頼受付は本部でしてくれるので、電話に出れなかったりのチャンスロスを防げそうです。
オレンジペットシッターのモデルケース
シッター歴1年の方で経費やロイヤリティーを引いて手元に残る金額が月8~11万円で月の受注件数は30~40件と発表しています。
上記は経費とロイヤリティーを引いた手取り金額なので、経費とロイヤリティーを足して売上はどのくらいなのか見ていきましょう。
交通費、電話代、消耗品等の費用を低めに見積もって月1万円、ロイヤリティーが月4万円、合計5万円を足すと、月12~16万円の売上がモデルケースとなります。これを30~40件という数字で割ると、お世話1件あたりの単価が4000円なければいけない計算となります。
ペットシッターの利用件数は猫の方が多いか、犬猫半々の店舗が多く犬が圧倒的に多いという店舗は少ないです。その大半のお世話を占める猫のお客様は散歩が必要ないので、ショートコースを選択される方が多いです。
オレンジペットシッターでは30分のショートコースが2600円、60分の通常コースが3000円で交通費は一律630円としているので、通常コースの利用しかないとしてもモデルケースの単価にははるかに届かず、発表しているモデルケースにはかなり疑問が残ります。
オレンジペットシッターで開業するメリット、デメリット

メリット
- 依頼の受付をしてくれる
- 直営店のような感覚で行える
- 店舗独自のホームページがないのでデザインが統一されている
- 加盟金は低め
- ドッグホテルも運営している
デメリット
- 自分の特色を出した店舗運営をしたい人には向かない
- 直営店に近いのでフランチャイズ以上に自由度が低い
- 広告宣伝活動が本部次第
- 毎月のロイヤリティーが他社に比べて高い
- すでに店舗があるエリアでは開業できない
オレンジペットシッターの口コミ、評判
オレンジペットシッターの口コミや評判については、ペットシッター利用者のものはいくつか見つかりましたが、フランチャイズについての口コミや評判は見つかりませんでした。
まとめ
オレンジペットシッターのフランチャイズについて解説してきましたが、フランチャイズというよりは直営店だなと感じた人も多いのではないでしょうか?
直営店のようにずっとどこかに属してやっていきたいと思う方には向いていると思いますが、そういった人は社員やアルバイトで入社した方が良いと思います。ロイヤリティーや加盟金もかかりませんし。
ペットシッターの開業を考えている方は自分で何かをしたい!との想いから始める人が多いと思うので、自分の良さや特色を出していきたい人にはあまり向かないサービスかもしれませんね。
いずれにせよ資料請求等を行い、しっかりと自分の目で見て、他の会社と比較した上で自分に合ったサービスを探していきましょう!